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職場環境や設備だけ
でなく、周りの人
からの配慮も。
大日本土木株式会社
建築工事部
丹羽 笑里菜 さん
入社1年目。金城学院大学生活環境学部環境デザイン学科卒業。「地図に残る仕事がしたい」と建築業界へ。現在は岐阜市役所の新庁舎建設工事の現場などで施工管理として活躍中。
※取材:・撮影:2018年12月
女性専用の休憩室やトイレも完備。 昔のイメージとは違う快適な職場です。
入社後のギャップはなかった
私は元々「地図に残る仕事がしたい」と考え、大学時代から建築業界に入りたいと考えていました。それでも入社する前は、「建築業=男性が働く職場」というイメージが強かったですね。ただ、インターンシップなどで実際の仕事を見てから入社しましたし、現場で活躍する女性が少ないことも十分理解していましたから、入社後にギャップを感じることはほとんどありませんでした。
安心して働ける環境を整備
もちろん現場で働く上では、体力的に大変だなと感じることはあります。特に2018年は全国的に酷暑が続きましたので、余計に厳しかったように思います。でも、これは男性のスタッフでも同じこと。女性だから特別大変だということはなかったですね。むしろ女性ということで周囲が配慮してくれている部分も多いです。例えば、最近では、女性専用の休憩室が設置されたり、女性専用トイレなども備えられています。安心して仕事に取り組める環境が整っているなと実感しています。
女性に対して優しい方ばかり
男性の先輩は、「自分の時と比べるとみんな優しいよね」「態度が全然違う」と冗談交じりに話しています。確かに男性の先輩たちに比べると、女性である私には、上司や先輩、協力会社の方々も接し方が優しいなと思いますね。もちろん入社1年目の新人ということで気遣ってくれている部分が大きいと思いますが、まだまだ建築業界に女性が少ない分、大切に扱ってもらえるのは魅力かもしれないですね。
将来的には女性がもっと増えて 女性のみの現場があっても面白い!
育休・産休から復帰する先輩も多数
当社では、女性の働きやすい職場づくりに力を入れており、産休・育休を取得後、職場に復帰されている先輩が多いのが特徴です。また、入社3年目の先輩に同じ施工管理で活躍している女性がいて、研修に参加したタイミングなどを見計らって、女性同士の食事会などを開いています。お話をしてみると、同性だからこそ共感できることも多いですし、何より活躍している女性の先輩が身近にいるというのが心強いですね。
今後も専門知識を高めていきたい
私は、はじめから設計ではなく施工管理の仕事がしたいと考えていました。現場に出て実際の建物を作り上げていくのが面白そうだと感じたからです。現在、一級建築士の資格取得に向けて専門学校に通っていますが、今後も勉強を続けて専門知識を幅広く身に付けていきたいと思います。
まずは体験から始めて欲しい
建築業界の仕事は、一般的なオフィスワークとは違います。だからこそ一度、体験してみることをお勧めします。まずは自分に合うかどうかをきちんと確かめることが第一歩だと思いますね。今後は建築業界で活躍する女性がもっと増えて欲しいと願っていますし、将来的には、すべて女性だけで仕事をする現場なんていうのがあっても面白いかなと思っています。