二級建築士(2021年度合格)
塚原 ちさとさん(24)
※取材・撮影:2022年12月
学歴:岐阜市立女子短期大学 生活デザイン学科 建築・インテリア専修卒
勤務先:株式会社歩設計
- 資格を取得しようと思ったきっかけ
工業高校への進学を決めた時から建築士になりたいと考えていて、短期大学でも建築分野を学んでいたこともあり、卒業後は早めに二級建築士の資格を取得したいと考えていました。前職のハウスメーカーで勤務していた時に学科を受験し、転職後に残りの実技を受けて合格しました
- 勉強期間、時間
学科試験に向けて休みの日に通った資格学校では朝9時から夜6時頃まで勉強し、実技試験の時には別の資格学校で朝9時から夜9時頃まで1日勉強していました。また、学校に通いながら事務所の空きスペースでも製図の練習をしました。トータルの勉強時間は、500~600時間くらいだったと思います。
- 勉強方法
私はどちらかと言えば、強制的に学ぶ環境を作らないと勉強できないタイプです。最初に通い始めた学校は、ビデオを使って自分で問題を解いていくスタイルだったため、なかなか集中できず眠くなってしまいました。そこで、実技試験に向けて別の資格学校に入り直すことを決め、講義形式の授業でしっかり学ぶようにしました。
- 心掛けたこと
短い期間で効率的に勉強する方法を学校で教えてもらいました。最近の傾向として、単に過去問題だけを繰り返し解いていても合格するのは難しくなってきています。そこで、ひたすら過去問題を解くというよりも、学校での「今年はここが出そう」といった分析を参考にしつつ、苦手な部分のアドバイスを受けながら勉強を進めていきました。
- 資格取得における仕事内容の変化
取得後は、名刺にも「二級建築士」という名称が記載されましたし、やれることが増えた分、責任も大きくなったと感じています。肩書きが付いたことで、仕事に向き合う姿勢も真剣味が増した気がします。また、二級建築士の取得をするために勉強した内容は、実務に役立つ知識がたくさんありますので日々の仕事にもとても役立っています。
- 今後資格を取得される方へのアドバイス
もちろん合格が目標ではありますが、業務の基礎となる知識がふんだんに盛り込まれていますので、将来のためにもじっくりと勉強されることをお勧めします。試験勉強は時間とお金がかかりますし、仕事との両立も大変です。それでも、取得後は仕事の幅が広がりますし、仕事への自信にもつながりますのでぜひ頑張ってください。