施工管理とは、工事の安全・品質・工程の管理等を行うことです。
建物をつくるためには、大工工事や左官工事、塗装工事など様々な専門工事が必要となります。建築工事の施工管理の仕事は、こうした各種専門工事がスムーズかつ安全に、また品質良くできるように、総合的に管理・調整を行う仕事です。
安全管理(例)
・労働災害を防ぐため、毎朝の朝礼などで工事に携わる全員に安全意識を持つよう呼びかけます。また、天候などを考慮し、工事ができる状況なのか、危険な箇所がないかの確認なども行います。
・職人さんに危険予知活動表(KY用紙)に危険作業の内容や安全への対策を記入してもらい、作業の安全意識を徹底させます。
品質管理(例)
・施工計画や施工図の作成、チェックなどを行います。また、現場の状況に応じて、設計変更を協議することもあります。
・納入された資材の数量や規格などに誤りがないか、また施工箇所が強度や品質の基準をクリアしているかなどの検査を行います。
・工事の施工状況を撮影し、写真として管理・保存することで、適正な施工を行った記録を残します。
工程管理(例)
・各工事のスケジュールを踏まえた工程表を作成するとともに、現場の進捗状況をチェックします。また、工事の進捗状況や天候などを踏まえて、工程を適宜見直します。
・定期的に行われるミーティングでは施主や工事監理者などと工事の進捗状況を共有します。