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設備設計事務所の仕事

設備設計事務所の仕事は、電気・ガス・水道・空調などの建物に必要な設備を、その建物で人々が快適に過ごせるように計画することです。
その内容は、「基本計画」「基本設計」「実施設計」「工事監理」などに分けることができます。また、設備改修の相談に乗ることや、維持管理のサポートに携わることも大切な仕事です。

【基本計画】施主の意向に沿って必要な環境を計画する

施主(お客さん)の要望に沿って必要な環境を計画するために、まずは施主の意向を聞き取ります。また、何に使う建物なのか、電気や水道などインフラの整備状況はどうか、かけられる予算や完成の期日はいつまでか、など様々な条件を踏まえながら計画案を練り上げ、それを施主に提案します。

【基本設計】基本的な設備の仕様を考え、大まかな工事費を算出する

建物の広さや、天井の高さ、さらに建物の立地条件など、建物の基本的な形や規模などから、設備の基本的な方式や仕様を検討し、工事費や維持費などのコスト計画を立てます。

【実施設計】実際の工事が可能な図面を作成する

各メーカーのカタログなども参考にしながら機器の仕様を確認し、実際に設置する機器を選定していきます。機器の選定にあたっては、計算によるほか、シミュレーションソフトなどを用いることもあります。また、使用する機器の数量や単価などを確認しながら工事費を算出(積算)します。

【工事監理】工事が実施設計のとおり行われているかチェックする

工事が始まると工事監理者として、現場監督とは違った立場から、工事が設計図どおりに進んでいるかを確認し、施工者から提出される様々な書類を確認します。また、時には現場の諸条件に応じて設計を見直すこともあります。

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岐阜×創る×建物 ~設備設計事務所の仕事編~