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勉強することが
山ほどあるからこそ
常に仕事が新鮮で
とにかく面白い。
Profile
岐阜県立岐阜工業高校卒。24歳。高校時代には電気科で学び、卒業後は株式会社川田電気工務店に就職。入社6年目の現在は、電気設備の施工管理の担当者として、母校・岐阜工業高校に新設された「ものづくり教育プラザ」の工事などに携わっている。
KENTA KUMAKURA
株式会社 川田電機工務店
施工・電気設備
熊倉 健太さん
※取材・撮影:2018年11月
INTERVIEW MOVIE
中学校の理科の実験で、「電気」に興味を抱く。
そもそも建設業界に進もうと思ったのは?
私は小さい頃からものづくりに興味があり、工業高校への進学を選びました。岐阜県のモノづくりというと自動車業界や航空機業界などが盛んですが、そんな中でも建設業、とりわけ電気設備の道に進もうと考えたのは、中学時代の理科の実験などを通じて、普段何気なく使っている電気に触れ、「どんな風に供給されているんだろう」と興味を持ったのがきっかけでした。
電気設備についてどのように学ばれましたか?
工業高校の電気科で、電気の基礎から学びました。また、電気設備に関わるためには、電気工事士の資格が必須になりますので、高校時代に勉強して取得しました。ただ、高校に入学した当初は、同じ電気でもどちらかと言えば家電の部品を作るイメージが強くて、電気設備工事と言われても具体的にイメージはできていませんでしたね。
ちなみに現在は2級電気工事施工管理技士の資格を持っています。こちらは入社後に勉強して取りました。電気に関する法令など覚えることがとても多く、休みなどを使って週2~3回、2~3時間ほど試験勉強に費やしていました。
電気設備の仕事が分かるようになったのはいつ頃ですか?
具体的にイメージできるようになったのは、高校の先生に今後の進路について相談した時ですかね。先生から「どんな仕事がしたい?」と聞かれ、今の会社の資料を見せていただいた時に、はじめて「電気設備っていろんな仕事があるんだ」と知りました。仕事を通じて様々な知識を身に付けられ、面白そうだなと感じました。
電気は奥が深い。だから飽きることがない。
現在はどんな仕事に携わっていますか?
現在、私の母校である岐阜工業高校の電気設備工事を担当しています。これまでも小学校や特別支援学校、大学関連の施設など、公共工事の現場に携わることが多かったです。
私の仕事は、電気設備の現場責任者として、発注元である学校側の担当者さんや、私たちに工事を依頼してきた発注業者さんなどと打ち合わせを重ね、スイッチやコンセントの位置を決めたり、工事のスケジュールを調整したりします。そのほか、職人さんに工事をお願いするための施工図や、申請書などの書類の作成といった事務作業も大切な仕事の一つです。
実際に働いてみて電気設備の仕事はどうですか?
例えば、コンセントである設備機器を使うとなった場合、機器の容量を確認し、電圧降下と呼ばれる現象を考慮しながら、電気を供給するためのケーブルを選定します。また、ケーブルを運ぶためのルートをどうするのかも考えないといけません。考えることがたくさんあるため、難しいことも多いですが、その分うまくいった時にはやりがいを実感しますね。
電気設備の仕事は、建物が建ちはじめてから完成するまで、すべての期間を見届ける仕事です。また、使い勝手の良い照明やコンセントの配置を考えるなど、電気設備と一口に言っても、勉強しないといけないことは山ほどあります。だからこそ電気の世界は奥が深いですし、面白い。飽きることなく常に新鮮な気持ちで仕事ができるのが魅力ですね。
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