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空調設備工事を
スムーズに進め、
快適を守ることが
私たちの使命。

Profile

岐阜県立岐阜工業高校卒。20歳。工業高校の設備システム科で学んだ後、株式会社ダイワテクノに就職。入社時から工務部で勤務し、岐阜市の管理・運営する公共施設の空調設備工事などを担当。入社3年目の2018年からは本格的な一人立ちを目指し主体的に施工管理を行っている。

YUTA FUJITA

株式会社 ダイワテクノ
施工・機械設備

藤田 勇太さん
※取材・撮影:2018年11月

INTERVIEW MOVIE

祖父から学んだ、ものを作ることの面白さ。

建設業界に興味を持ち始めたきっかけは?

私の祖父の影響が大きいかもしれません。私が小さい頃から自宅でモノを作る姿をよく見ていましたし、勤務先である黒板を製造する会社にも頻繁に連れていってもらい、気がつけば私自身もモノを作るのが大好きになっていました。そして、ものづくりの中でも建築の仕事が面白そうだと感じるようになり、工業高校への進学を決めました。

機械設備についてはどのように学んだのですか?

私が学んだ工業高校の設備システム科では、設備に関して幅広く学ぶことができました。そして、徐々に勉強を進めていくうちに、特に興味を持つようになったのが空調設備でした。

空調設備は人々が快適に暮らしていくうえで欠かせないものだけに、どんな風に工事をしているんだろうと関心を持つようになりました。その後は、学校内の実習で勉強したり、職場体験などにも参加したりしました。

実務に役立つ専門知識も、高校時代に学んだことが多いですか?

高校時代の勉強よりも、入社後すぐに入った大きな現場で、先輩から教えてもらったことの方が多いですね。最初のうちは、分からないことを放置してはいけないと思い、疑問があればその場ですぐに質問するように心掛けていました。

高校時代に熱心に勉強していたかというと、正直ちょっと違いますかね。会社で働き始めてから「高校時代にもっと勉強しておけばよかった」と後悔したぐらいですから(笑)。空調設備に関連する資格も取れたのですが、危険物取扱者や小型重機などの資格を取得した程度でした。

現場代理人として取り仕切る、責任とやりがい。

現在はどんな仕事に携わっていますか?

私が施工管理を担当するのは、主に岐阜市が管理・運営する公共施設です。最近では、公民館の老朽化した空調機の取り替え工事などが多いです。昨年までは先輩社員と一緒に現場を担当することがほとんどでしたが、入社3年目の2018年からは、現場代理人として現場を管理するようになりました。

今までは分からないことがあれば現場ですぐ先輩に聞けましたが、現場代理人として現場を管理するようになった今は、職人さんたちからの質問に対し、自分で判断を下さないといけない場面が多くなりました。その分責任が大きくなりますが、現場に携わる人たちと力を合わせて工事を進め、うまく作業が完了できた時には、今まで以上にうれしいです。

実際に働いてみて感じることは?

簡単な仕事ではないとある程度覚悟していたつもりでしたが、まだまだ不慣れな面も多いせいか、思っていた以上に大変だなと感じる瞬間もあります。例えば、決められた工期が徐々に近づいてくると、どうしても追い込まれてしまい、すべての業務を把握するのが難しくなることもあります。ただ、その分、無事に工事が完了した時の達成感は大きいです。

もし将来、空調などの機械設備の仕事に携わりたいと考えているなら、高校時代から頑張って勉強し、早いうちに必要な資格を取得しておくと良いと思います。空調設備の仕事を通じて感じるのは、私たち施工管理の人間だけでなく、実際に工事を行う職人さんたちも徐々に高齢化が進んでいるということ。施工管理でも職人でも構いませんので、ぜひたくさんの方に機械設備の仕事に興味を持ってもらえるとうれしいですね。

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